滋賀・福井へ逃避行写真旅


会社サボった
勿論、仮病。

とはいえ理由なしではなくこの日はどうしても避けられない予定があったためだがそれは置いておきましょう
用事も兼ねて観光したのは以前から来てみたかった八幡堀。残念ながら時間なし・天候不良で条件は悪かったですが本当に良い雰囲気で溢れていました。時間があるときに再訪したい

そして用事のあった長浜へ至る。伏見城の遺構を使った大通寺は壮観。
もしかしたらまた来るかもしれない。ただ多分もう来れないだろうと感じる

用事を終えて初めての福井。福井と言えば恐竜でしたがなんと博物館には行かず。
アメリカで腐るほど見たからもうしばらくはいいかなと

やってきたのは朝倉家遺跡。戦国を生きたかの朝倉家の本拠地、一乗谷へ降り立つ。
さすが天然の要塞というだけあり周りは山山山。しかし残るは遺跡のみ。まさに夏草や兵どもが夢の跡

一乗谷の昔を想定し復元した復原町並。はるか昔はこうした町並みが一乗谷全域を覆っており優雅な風景だったそうだ。そうした事実を知るたびにもし残ってたらと口惜しさを感じていたが、どうせ残っていたとしても日本人のことだから無機質で醜い地方都市のような町並みになっていただろうと思うと考えるだけ無駄だと感じるふうになった。京都ですらあれなのですから

金沢の武家屋敷を思わせる土壁だ。金沢もまた訪れたい

最終駅、勝山へ。歴史深い街というだけありそこら中に立派な仏閣がある寺内町のようだった。
古民家・唐破風・懸魚好きな私にとってはたまらない

前日の悪天候は消え去り初夏を感じさせる風景へ。もう夏が来てたんだと不意に感じる

やってきたのは白山神社。神社といっているがその様というか実態はお寺。神仏習合の流れを汲んでいたが明治の廃仏毀釈の煽りを受けてか神社へ。しかしその神聖さは凄まじいものがありました。一気に心が晴れた気がした

以前までは豪華絢爛な社殿があったそうだが現在は簡素に。私は逆にこの簡素さに侘び寂びを感じる

その後晴天の中、田園風景を歩く。昔に想像していた、理想としていた夏ってこんな感じだったなぁとしみじみと感じた。間違いなく都会のアスファルトを死んだように踏みしめる光景ではなかったはずだ

復興天守閣勝山城博物館。日本でも上位に入る大きさ。しかし博物館に城としての価値はなし

次に来たのは清大寺。巨万の富を築いた1人の人物によって昭和後期に建立されたお寺。歴史的価値は薄いがその迫力は度肝を抜くレベル
天理といいこういう場所は本当に好みだ

奈良の東大寺を模して作られた本堂。実際に目の前にするとその迫力にみんな感嘆の声を漏らしていた

その迫力とは裏腹に実情はゴーストタウン。人の気配はなく千と千尋の神隠しを少し連想。全然似てないがな

最後は曹洞宗の大本山、永平寺へ。もっとひっそりと、しかし厳格なお寺かと考えていたのだが想像以上に観光寺だった。だからといって駄目ということではないのだが

しかし緑の豊かさに驚く。東京で仕事場と自宅を行き来しているだけの生活で気がついてなかったが、新緑の季節が来ていたのだとまるで別世界のような気持ちがする。外に出ていたのに知らなかった

観光も終え、福井をぶらつく。相変わらずの地方の町並み。空襲があったのは理解しているがなぜ地方は強みを捨てて東京の真似事のようなことをするのだろう。街を歩いてあるのはかつてここには何々があったという碑だけ。悲しきかな

福井の恐竜ってすごいな動くんだもの。これ深夜は勿論止まっているんでしょうか。無人の中で動いてたら本当に怖い

福井城跡に県庁を建てられてしまった城郭を眺めながら帰りのバスを待つ。これからまた現実へ帰ることを考えると柴田勝家と共に北ノ庄城で爆発四散したくなる。これが参勤交代というやつですか?

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