初めてのマイカーを。MAZDA CX-30 ファーストインプレッション


まさか私がマイカーを持つことになるとは思いもしなかった

契約から2ヶ月と少しが経ち、ようやく私のもとへ車がやってきた。今回契約したのがMAZDAのCX-30というかなり新しいモデルを新車で購入。本来であれば私なんて中古車がせいぜいの所だし新車、しかも乗用車なんて買えるはずがないのだが現にこうして手元にある

書かなければならないことが多すぎて整理が難しいのだがこの記事では購入までの経緯、検討した車種、購入方法、機能紹介とファーストインプレッションについて書いていこうと思う

ちなみに私は車に詳しくないので詳細なことも書けないし間違っていることも多いとは思うので初めてのマイカーを買った初心者として見ていただけれると幸いだ

経緯

私は昔から車にあまり興味がなくて将来もマイカーを持つなんてあるんだろうかと常々思っていた。特に最近では維持費も高いし車両金額だって馬鹿にならないしむしろ運転するとどこぞの輩に煽られるかもしれないとマイナス要素が目立っていた

それでも買おうかなと思ったのがカメラという趣味とキャンプも初めてみたいという気持ちからだった。撮りたい気分になったらカメラ持って車に乗り込み車内泊しても良いし山梨も近いのでキャンプ道具を持って富士五湖付近にも簡単に行ける。それを考えると妙にワクワクしてきて購入の意志が芽生えた

あとは友人のシビックに乗ったら静音性もあっていいねぇ!ってなったことも一因かも。少しでもいいなと思ったらすぐに買いたくなってしまうのが悪い癖

どの車を買うか

それで考える一番楽しい部分。さぁどの車を買うかということ

初めてに書いておくと私は通勤などには使用しないし、買い物/レジャー目的の購入にはなるが自分がカッコいいと思い、所有欲を満たせるものじゃないと全く維持する気になれないので最初から軽自動車の選択肢はなかった。ジムニーなら欲しいけど納車に一年待ちだから買えないし、微妙なものに維持費使いたくないしね

実家がホンダのフリードだったためヴェゼルなども気になったが街中を走る車の中で唯一目を奪われてカッコいいと感じた車がMAZDAだった。ディーラーではヴェゼルも気になってるんですよ〜とは言うけど正直MAZDA以外買う気は毛頭なかった。それで検討したのが以下の三種

CX-3

一番最初に検討したのがCX-3。デミオをベースにしながらもデザインは洗練されていて何より1.5Lエンジンのガソリンモデルが180万クラスからの乗り出しで滅茶苦茶コスパが良かった

もうCX-3を買う気でいたが実際にディーラーに足を運んで見ているうちに思ったのが正面デザインがそこまでカッコよくないということ。SUVが好きなのでそれっぽいのを考えていたがどうにも違う気がしてきた。何よりもっと良い車があるのにこれを買う必要はあるのか…?となったので思考は以下の2種へ変化した

MAZDA3 FASTBACK

次に考えたのがMAZDA3 FASTBACK。MAZDA3にはセダン型とケツが盛り上がったハッチバックタイプの2種あるのでその後者が気になった。何より気になったのがその造形の美しさ。流れるような曲線とスポーティな外観にSUV好きの私でも思わず買いそうになった

しかし内装の違いや乗り心地(MAZDA3はちょい固め)を考えると長期走行が多くなりそうな私にはこれより良い選択肢があるのではと思ったので却下。まぁもうお分かりかとは思いますが決めたのがこちら

CX-30

購入したのがこちらのCX-30。勿論CX-5も気にならないわけがないがあちらは乗り出し280万に加えて都市乗りには少し大きい。一方CX-30はCX-5に比べて長距離走行には劣るかもしれないが乗り出し230万〜でコンパクトSUVとしてはジャストとも言えるサイズ感。基本装備で一通り揃っていて内装も高級感があって素晴らしい

懸念といえば樹脂太めのデザインが気に入るかどうかと目線がそこまで高くないって話ぐらいかな。個人的にはどちらもそんなに気にならなかったのでベストバランスを求めてCX-30に決定

色について

ちなみにだが色もかなり迷いまくった。私が検討したのがポリメタルグレーとマシーングレーの二色。マシーングレーは追加で55000円かかるだけあって高級感があふれる色だったので最初はこっちを購入するつもりだったが、汚れやすそう/どこでも色が変わらないので飽きるかも/もっと年上向きかな?などなどの気持ちもあって光によって色が変わりまくり上品なポリメタルグレーを選択した

今でもこの選択が正しかったのかわからないが個人的に近くで見るならマシーングレー、遠くから見るならポリメタルグレーかなぁとは感じている

購入方法

ここで購入方法についてだが一応整理しておきたい。主な車の買い方としては

・現金一括

・銀行ローン
・ディーラーローン

と大体この三種。それで結果から言うと私はここでいうディーラーローンを選択した。ディーラーのって通りやすいけど金利高いしダメじゃないのぉ?と思われるかもしれないが個人的にはベストな買い方だった

今回利用したのが残価クレジット型のマツダスカイプランというもの。簡単に言うと全体価格の55%を残価としておき残りの45%を3年かけて払っていき、その後はまた新車にするか買ってまた組むかそれとも返却して終わりにするかと選択することができる

メリットとしては月々の支払いが楽になるという事と55%を車体で担保を既に確保しているので急な値下がりで売るときに酷い下取りになるといったことがないことが挙げられる。あとはローンが通りやすいし私が契約したときはキャンペーンで金利が1.9%とかなり安かった

デメリットとしては3年払いの場合、トータルで3万6000kmまでが範囲でそれ以上走行だと残価から減るということ(5年払いなら月1500km)。同様に3年後に車両の状態が悪いようであればそれもまた55%の残価から減るといったこともある。何よりこのローンを使用中は厳密に言えば自分の車とは言い切れないところだろうか。ちなみに走行距離を許容範囲より超えてしまっても3年後に自分のものとして購入する場合は残価に影響はない

とメリット/デメリットがあるので現金に余裕のある人は現金一括でいいとは思う。ちなみにMAZDA3のようなセダン型を選ぶと売却時に良い値段で売れにくいらしいので残クレの方がオススメかもとのこと。この残価55%って他社では中々ない設定率だからなぁ…個人的にはオススメ

実際の金額

今回選択したグレードがガソリン車20Sという基本グレードでオプションで積んだのがETCとかカバーやらサイドミラーやらをチョイス。それらのオプションで大体156,000円ぐらい。基準装備で大体揃ってるからいらないものも多いかも

それに加えて3年間の整備プランやナンバー指定なども加えて総額が大体280万円くらいに。そこからなんと23万円も値引きしてもらった。MAZDAは昔とは違って値引きが渋いので普通は出ない金額だそうな

ファーストインプレッション

長くなったがデザインや機能に関する感想などについて書いていこうと思う

納車時の車がこちら。ポリメタルグレーとグリルの相性が抜群で非常にかっこいいデザイン

青なのかグレーなのかといった光によって見え方が全く変わるのがポリメタルグレー。悪い光の時はポリバケツのようになる

窓にシルバーが入っているがこれが上部分の場合がCX-5、全部シルバーで覆われている場合がCX-8なので見分けはここで判断しよう

サイドミラーは通常、ボディカラーと同色なのだが私はオプションでジェットブラックに変更した。車体の色的にそっちの方がシックに見えるので良いかなと

そして20S限定16インチホイール。これについては後に詳しく書くが通常の18インチホイールと見え方が違う

グリル部分は黒一色なのが個人的にありがたい。上位車種はシルバーなど装飾があるがそんなに好みじゃない

この突き出たリア部分が車全体をスタイリッシュに感じさせてくれる。SUVなんだとしっかり思わせてくれる部分でもあるのでマツダのデザインへのこだわりを垣間見ることができる部分だ

インテリアについては高級感あふれる充実の装備。コントロールのダイアル部分もスッキリまとまっている。

エアコン類についてはアナログ操作。左右で違う温度にすることができるのでお好みに合わせて調整が可能だ

キャンプや愛犬を連れて出かけるのにちょうどいいコンパクト感。どうやら私の愛犬も車を気に入ったようだ

外観写真

簡単に写真を撮ってみたので参考程度に

横部分の曲線については光が入ると非常にわかりやすい。魅力的なS字を描く

良かった点/微妙な点

長くなったが一ヶ月使ってきて思ったこと、感じたことについてまとめていく

良かった点

カッコいい

最初に申し訳ないがCX-30を選んだ最初の理由はずばりカッコいいから。外車のように洗練されたフロントに引き締まったリア、もうこれだけで買う条件としては十分。エクステリアだけじゃなくてインテリアも高級感があって、ディーラー曰くア×ディにも採用されているようなパーツもあるんだとか

あとマツダといえばボディカラー。色味にはうるさい私から見ても上質でくどくないカラーが豊富でどれにしようか悩むほど。基本的にはレッドが人気だけど暗い色のほうが高級感が高いと思う。ボディデザインとカラーが上手いバランスをとって調和されているので他のメーカーは考えられなかった

車は利便性だけで維持できるほど安いものではないので所有欲を満たすことが長続きするポイントだなとカメラ好きからしたら思うのだ

滑らかな乗り心地と静音性

まず乗って感じるのが乗り出しの高級感。スイーと滑らかな走り出しから路面を走っていても着地が柔らかでマイルドにしてくれているような感覚だった。にも関わらずエンジン音が全く気にならなかった。おそらくエンジン自体がパワフルにも関わらずノイズ少なめでクリアな造りなんだろうがそれよりも内部の静音性が高いこともあげられる

乗っていても風切り音や外音が気にならない。フリードに乗っていた時は窓でも空いているのかと疑う時が多々あったので劇的な変化に驚く

アクセルとブレーキ

オルガン式で扱いやすいアクセルと踏み込み加減によって調整がしやすいブレーキが非常に私好みだった。他車のようにピーキーなブレーキじゃないので自分で感覚的に踏み込めるのでカクカクすることがない

ただアクセルに関しては若干ピーキーな傾向があるので一定量踏み込むとかなりグッとくるので注意がいるかなと

ステアリングと質感

ステアリングについてだがかなりゆったりめでスポーティとは言い難いが非常に良い塩梅で曲がりやすく扱いやすいのが特徴的

質感についても書くと触り心地がサラサラしていてよくありがちなベタベタするような革の質感ではなく上質な紙のような触り心地でありながら扱いやすいという感じでああいいものだなと感じられる

オートホールド

この値段帯の車ではあまり搭載されることがないオートホールド機能が走行を楽にしてくれる。ドライブに入っている際にも一時停止時、オートホールドボタンをオンにしておくと強くブレーキを踏み込むことでクリープがしなくなり、ブレーキから足を離していても停車状態になる。これによって長い渋滞などあっても足を自由にしておくことができるので長距離運転が楽になる

そしてアクセルを少しでも踏めば自動で解除されて走り出すことができるので煩わしさがない。一つ注意があるとすれば本当に少しでもアクセルを踏み込むと解除されるので何かの拍子で解除されてしまった際には前の車にぶつけてしまう自体もありえるので注意した方がいい

前面ガラス表示が便利

ドライバー席の前面ガラスにルートや速度が表示されるのが本当に便利。わざわざ速度やルートを確認のために視線をそらす必要がないので事故の確率が減るし身体的負担も減る。ただし前面ガラスの表示を注視していたら視線を逸らすのと変わらないのでチラ見程度で安全運転が健全。あと背景によっては見えなくなるので注意

ウインカーの音と光

これもよく知られていることだがウインカーの心臓が鼓動しているような光とウインカーを出している時の音が心地よすぎる。上質な時計が針を数えるような少し低いタップ感のおかげで右折待ちも幸せになれのでおすすめ。光は後続車しか見れないので後ろの人にも幸せになってもらおう

安全装備が充実

基本装備だけでも充実の安全装備が揃っている。例えば上部写真の三角印だが左右どっちのサイドミラーについていて近くに寄ってきている車があると黄色く光ってお知らせしてくれる。このおかげで死角に入ってきているものがあっても事故を未然に防ぐことができる

また、前面/後面にセンサーがついていてぶるかりそうになると距離を教えらせしてくれるので非常に安心だ。CX-30は前が長いので運転に不安になるかもしれないが、そういった不安をカバーしてくれる装備が揃っている

マツダコネクトが便利

自分の車とスマートフォンを接続できるマツダコネクトというアプリがあるのだが車の状態やマップを使用してわざわざナビを操作しなくても行きたい場所の情報をスマホ経由で飛ばすことが可能なのでスピーディな移動ができる

ただしマップの地点をタッチしただけでは目的地設定はできず目的地の場所名を打ち込む必要があるのでマイナーな場所を設定するのには向いてなさそうだ

スマホとの接続という点でいえばBluetooth接続をしてしまえばスマホから音楽を飛ばすこともできるのでスマホ一台で完結できる点が素晴らしい

16インチが選択可 (20S,2WD)

20Sを選んで良かった点があるとすればホイールが18インチから16インチにサイズダウンが可能ということ。なぜか20Sじゃないとサイズダウンできない謎仕様だがホイールが大きくて良いことなんて少ないと思うので私は16インチにした

そしてあまり知られていないのが16インチホイールにすると色がシルバーではなく黒メタリック的な色になるということ。これが嬉しい誤算でシルバーだと正直浮いてるように感じていたデザインが黒メタリックになることで親和性が生まれたように感じられた。ホイールを自家塗装しようと考えていたけどやる必要がなくなった

ちなみに私の車はブリジストンだった。製造ロットによっては東洋タイヤの場合もあるようだ。個人的にはブリジストン派

微妙な点

20Sはスマートキーじゃない

多分一番最大の不満点はこれ。200万中盤以上のクラスでドアタッチでロックが解除されないのは正直ありえないなと。20S PROACTIVEからアドバンスドキーとなるが20Sではわざわざキーを操作して開け閉めしなければいけないのでメンドくさいことこの上ない

20Sじゃないと16インチホイールが選べない仕様だったりするのでここらへんがチグハグ。だったらオプションでも20Sでアドバンスドスタイルにできるようにしておいてほしい

モニターが見にくい&タッチパネルじゃない

これも大きな不満点だがモニターがよくわからないデザインをしていて、なおかつタッチパネルではないという点

8.8インチワイド画面という決して大きくない画面が理没しているな配置になっているのでとても見辛い。そしてモニターを倒して使わないといったこともできず固定式なのでこのデザインになおさら疑問がわく

そしてタッチパネルじゃないのでちょっとした目的地設定などがめんどくさい。だからこそのマツダコネクトなんだろうけどこういう所ケチるのはいただけないかなと。コストかかってるのはわかるんだがね

長い旅を共にする一台

納車して一ヶ月だがこの車を初めてのマイカーに選んで良かったと思っている

高級感はあるし、走っていて面白いし、何よりカッコいい。こんな車に関することが何でも高い時代だからこそ自分なりのこだわりを持って、こだわりを感じる車を買うべきなんだと強く思う

維持するのはそこそこ大変だが長く乗ってやるつもりでいる。また色々思うところがあったら別に記事にしていくつもり

さてあてもなく走るぞ

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