全然安くない。経済破綻している男がギリシャへ


トルコからフェリーに乗り、経済破綻した国へ。そう、経済破綻している男がギリシャへ降り立ったのです

いくら外貨が欲しいギリシャでも経済破綻しているような男はノーサンキューかもしれませんが来てしまったものは仕方ありません。お金がないのが私のデフォルトですから

始まりはトルコのマルマリスからフェリーで二時間ほどの島、ギリシャのロドス島へ。本当は来る予定はなかったというかサントリーニ島が目的地だったのだけどマルマリスから直で行くルートがなかったのでこのルートに

たった数時間なのに一気にバカンス的というか、ああ他の国へ来たんだなと感じる部分でもありました。入国管理でもイギリス人がEU側のパスポートコントロールに挑戦しようとしたりしてたのでなんか面白かったりもしました。余談ではありますがギリシャ人とトルコ人はくっそ仲が悪いそうです。まぁ近隣の国で仲良いほうが稀でしょう

ロドス島は古代にNYの自由の女神並みにでかい像があったことで有名な島ですがあんまり観光などはせずぼけーっと過ごしておりました。長旅の最中には海を眺めてぼーっとしてる時間が大切なもんです

この旅の一番の懸念というか難関なところがここで、翌日のフェリーに乗ってかの有名なサントリーニ島へ行くのですがなんと深夜2時着という着いて何すればいいんじゃという感じのフェリーだったのでもうちょっと働いてほしいなってギリシャ人に本気で思いました

結局着いても真っ暗だしやることないのでマクドナルドで朝日が出るまで限界待機してました。ありがとうマクドナルド、クソ高かったけど…でも日が昇り朝日に照らされる街を眺めることができたのだけは良い思い出です

そして女の子がみんな憧れると噂のサントリーニ島ですが、基本的にはフィラという街とイアという街の2つを観光することになるのですが島のイメージ的にはイアの方なんだろうなと思います。石垣島と言われて西表よりも竹富島の方想像するみたいなそんな感じ

フィラの街はサントリーニの中心の街という感じで夜も騒がしいけど楽しい街です

一方イアの街はザ・サントリーニ。人々が想像する景色はまさにこれでしょう。可愛らしく全体的にきれいな町並みではあったんですけども…まぁ私みたいな男が一人で行くような街じゃなかったですね!これでハネムーンはモルディブ一択という選択ができるので良かったです

沖縄とかも崖に白壁で密集してる場所作れば人気観光地にできるんじゃないかと思ったけど台風津波諸々あってやっぱり難しいんでしょうね

ということでアテネへやってきました。到着した直後の感想としては地下鉄が汚くて頭おかしそうなやつが多くて、おお破綻してんな!という感じでした。NYの地下鉄の方が全然マシでした

アテネで一番好きだったのは肉売り場。地元の方々が買うと同時に観光客も珍しげに眺める観光地となっていました。気になったのは働いている方々がみんな白衣みたいなのを着ていること。やっぱり切る時はメス。とかって言うんですかね

アテネでやることといえば過去の遺産めぐりです。先人に感謝するんだぞ。といってもそこまで面白いようなものもあまりなく、ローマ巡ったほうが圧倒的に遺産もあるし面白いなという感想になってしまうのですがローマの先輩ですから敬いましょう

割と高低差がある街なので山登ったり、頂上からワイン飲みながら見渡してみたり、そんな楽しみ方が一番いい。にしてもグラスで1500円…めっちゃうまい白ワインだったけどやっぱり高い

自分が想像していたよりカオスでああヨーロッパだなと感じるアテネの街。それだけ歩くのが楽しくなるということでもあるのですが個人的には一泊二日でも満足できてしまうようなそんな街。でもギリシャはギリシャ。他にはない空気感が確かにそこにあります

本音を言えば経済破綻した国なら安く観光できるかなと思っていましたが私自身が経済破綻してましたし何なら日本も物価的には破綻寸前の国だったので己の無力さを思い知った、そんなギリシャでの一幕だったのでした。だから東へ東へ。お安く楽しくまだ見ぬ東欧へバスを走らせる

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