宮城に行ったがあれはおまけだ、本番は山形だ。誤解のないように言うならば最初は宮城をガッツリ観光してちょっと山形観光しようぐらいのつもりだったが見事に逆転した
自然の雄大さに魅せられてしまうと他はどうでも良くなるなといつも言っている。その一部分を見せていけれたらと思う
車と山形とカメラと
今回の度はレンタカーwith Hasselblad 500c/m。美しい景色を美しいカメラであるこいつと切り撮る
山形のお寺といえば立石寺。古くから信仰の地で日本でも有数の名刹。私も普段から写真でしか見たことがなかったがこの最高の季節の最高の天気の中で訪れることになった
緑が美しい季節。それはここ立石寺でも変わらない。普通であれば暑くてたまらなくなるかもしれないが緑に囲まれた中なので涼しさを感じる
立石寺はここを起点として山登りが開始する。500c/mとX-T2をぶら下げながらは少しきついものがあったが良い景色と撮れ高があると足は自然と進む
立石寺といえばここ。よくこんなところに建立したなと感心する。新緑も良いがやはりここは秋が最高なのだろうと感じる。また来るよ
少しローカルなところにも足を運んでみよう。私がフラフラしながらたどり着いたのは非常に渋い私好みの社殿だった
来たのは瑞宝山 本山慈恩寺。新緑と渋い建築物の組み合わせが最高すぎて泡を吹きそうなほどだ。渋さ好きな方にはぜひ訪れていただきたい
唐破風と千鳥破風の組み合わせが最高。自宅にしたい
お寺の付近で学生さんたちによく挨拶をされ感心していたが知恵袋によると怪しい人には挨拶をして牽制をする文化もあるとの報告を受けて滝のような涙を流したが、自分の姿を改めて見つめてみた。バカでかいフィルムカメラと真っ黒なカメラと交換レンズをぶら下げている男がそこにいた。完全に不審者である
山形市内ではあるが本当に市内なのかというほど閑散として静かだった。でもこの静けさ嫌いではない。別に喧騒を求めていたのではない
車を爆走させてやってきたのは蔵王のお釜。霧にまみれ、クネクネ坂を幾度も進んでいき、先頭車両が遅いせいで中間車両同士の煽り合いの喧嘩を目撃しながらたどり着いた山形の秘境だと思っていたらどうやらお釜は宮城県のようだ。気分は山形だったのでもうこの記事で紹介させていただく。もはや日本ではないような気もしてくる
私が危惧していたのは天気だった。というのもこの日はどこも天気が悪く、お釜のウェブカメラで朝に確認していたのだが霧まみれで全く見れず半分諦めていたのだが、昼に何気なくウェブカメラを確認しているとお釜が見えるではないか。私はすぐに車を走らせた
お釜も美しいがここへ至るまでに数多の美しい景色があるのでたまに車を止めてみるのも良いだろう。お世辞にも簡単な道のりとは言い難いからこそゆっくりと
本当のことを言えば山形はもっと日本海側を探索したかったのだが宮城のついでで訪れることとなった。それでも私には宮城よりも山形のほうが東北らしさを感じたし非常に楽しい旅となった。両県については感謝を申し上げたい