オールドデジタルという選択肢。PENTAX Optio H90を買ってみました


カメラの世界で最近少し話題になっているのがオールドデジタルという世界。その言葉自体は腕時計界隈にもあるみたいだけれどもカメラのジャンルで言うならばちょっと昔に販売されたデジタルカメラのこと。EPSONのR-D1に代表されるようなオールドデジタルだけれどもなぜ人気なのかというと写りがなんだか柔らかくて印象的なこと、そしてそれ以上に小さくて安くて逆に新しく感じるカメラデザインから人気が出てるんだと思う

一方私はGFXというデジタルでもまあまあなカメラを使っている物の今現在はサブカメラを持っていないような状況だった。じゃあ、まぁ…買ってみますか、オールドデジタル。安いし。

じゃあどんなカメラを買う?名前も姿も知らないようなオールドデジタルは沢山あるけれど私は安くて小さくて、何より一番可愛いカメラを買うことにした。そいつの名前はOptio H90。PENTAX史上最高にカワイイ奴だ

オールドデジタルへ

PENTAX Optio H90は2010年に発売されたコンパクトデジタルカメラ。2010年って私が小中学生の頃かと思うと時代は進むなと…どうでもいいので話を戻すと1210万画素CCDセンサーとなっていてなんと光学ズームも5倍まであるそこそこ使いやすいカメラ。とはいってもあまりにもズームしすぎるとシャープさがなくなってフワフワ夢世界になるので注意

ちなみに中古で1500円くらいで買った。安い、安すぎる

マクロがあるだとかRAWが撮れないだとか色々あるけど多分そんなことどうでも良くて、何よりこのカラーリングにみんな惹かれるんだと思う。悪魔的なオレンジライン、ただ撮るだけじゃなくて写りはそんなに期待しないから可愛く撮りたい。そんなおじさんの中にも潜む可愛い悪魔の要求にも応えられるのがこのOptioなんだと思う

そんな感じで世界一参考にならない作例を貼っていく。率直に言うとこのカメラは動くものを撮るのは諦めた方がいいと思う。日常に差し込むなんてことない風景、光を撮りたい/記録したいなんて人にはおススメ

条件さえ噛み合えばひじょーに良い写りと雰囲気を醸し出してくれる。安いカメラと高いカメラの差は良い条件下ではなく悪い条件下で発揮されるもので、このカメラも同じく光が少ない/光の質が良くない環境ではまともな写りはしてくれないので自分で取捨選択をする必要がある

カメラが好きで写真をライフスタイルにしているならフルサイズくらいのメインカメラ、APS-Cくらいの小さめなサブカメラ、そして遊びのオールドデジタルみたいなスタイルが一番落ち着くんじゃないかと思うんだけど結局のところ自分で後になってなんとかできるくらいの現像技術などなければ結局はただの遊びカメラで終わる。オールドデジタルを本当に遊びきれるかはあなた次第だ

遊び、でも本気。

写真には真剣です、でも遊びたいんです。その遊び心はつい最近まではフィルムに向かったりと様々な趣向を見せてくれていたけれどその一角にオールドデジタルという選択肢が加わった。フィルムよりも経済的でお手軽で、選択肢が広い。そんな若者の期待にも応えられるのがこういったカメラなんじゃないかなと思います

お金は中学生のお小遣い程度だ。あとはどのカメラにするか選ぶだけ。使いやすさ、武骨さ、珍しさ。数ある要素の中で私が選んだのが『可愛さ』。

可愛いから写真が撮れる、思い出が残る。こいつが私の新しいパートナーです。

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