リトルニコンの機能美。″Nikon EM″レビュー


レンズからボディが生えるなんていう超常現象はないと思っていましたがどうやらありえるそうです

今回私はNikonのフィルムカメラであるNikon EMを購入しました。中古の良品で3000円程度だったのでお試し程度にも良さそうなお値段です。今回はそんなリトルニコンのご紹介

Nikon EM

デザインはNikon F3と同じくジョルジェット・ジウジアーロによるもの。しかしF3とは違って赤ラインがないのでしゅっとしていて素晴らしいデザインです。460gとは思えないほど軽く、小さいので取り回しの良さは素晴らしい。そして何より絞り優先しかないので余計なこと考えなくて済むので気分もお手軽だ

カメラ正面左にあるのが大体10秒くらいのセルフタイマー。右にあるのがレンズ着脱ボタンと逆光時などに使える露出+2補正ボタンです。Nikon EMは絞り優先AE専用機なので絞りとISO感度以外で調整できるのがこの露出補正ボタンです

軍艦部はこのシンプルさ。向かって右がシャッターボタンと電池残量確認ボタン、そしてシャッター切り替え。基本的なシャッターはオートでいいのだがもし電池が切れた場合は1/90秒で機械式シャッターでの撮影が可能。バルブ撮影も機械式なので電池を減らすことがない。電池残量ボタンについてはそのまんまで白いボタンを押して、残量があれば赤いランプが光る

向かって左側はフィルムの感度を入れるだけなのでそのまんま。あとは上に引っ張ればフィルムの装填ができる。ここまでシンプルだともはや安心感すら出てくる

うん、美しい。お手軽なカメラだが流石にシャッターフィーリング、巻き上げレバーの感触は安っぽい。そして私は眼が悪いのでファインダーにDK-20Cという接眼補助レンズ-5.0を装着している

X100Vと比べてもかなり小さい。ペンタ部を除けばほぼほぼ同じだと思っていいでしょう。気軽に持って気軽に使えるほど良いバランスです

レンズはAI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dを選択。というのもZマウントにも流用できるためこのレンズになった感じ。とはいえかなり高い解像度を誇るレンズのため、大きさ的には少しあれだけど悪くない選択だとは思う

作例

お手軽、リトルニコン

最低の機能を残したリトルニコンですがお値段以上の満足度がありました

何よりその可愛くコンパクトなボディには今のカメラにない魅力があります。入門としても使いやすいカメラだと思いますのでこの機会に是非いかがでしょうか

フィルムの方が高くつきますけどね

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