パリ祭と言う名のフランス建国記念日を横目にパリから遠ざかる私。祭りが始まっていないのに家へ踵を返す小さき頃の苦い記憶を思い出す。いやこの苦さは赤ワインの苦味だろうか
パリを後にして訪れたのがワインの名産地として知られるボルドー。ワインに興味がなかった私が一気にワインに目覚めることになった街だ。パリからボルドーへ向かう車窓からの眺めでもわかるほど潤沢で芳醇なぶどう畑の中を通り過ぎていった。この時にして初めて食を求める旅になったのだ
ワインの街
ボルドーへ向かう途中は非常に穏やかだ。というよりボルドーへ向かってはいたが実際どんなものがあるかもあんまり知らなかった。特に時間に追われているわけではないし精神的に自由な感じだった
到着したがまずは宿へ向かうのが私的バックパッカー。10キロのバックを下ろさないと何も写真を撮らない死人と化す
そして今回泊まったのがEKLOというチェーン展開している?ドミトリーなのだが内装が非常に良くて楽しく過ごすことができた。イタリアのひどかった宿達を思い出すと涙が出る
ボルドーの見どころは大体教会と広場、以上といった感じなのでわざわざ行く必要ないだろうと考える人も多いだろう。実は私もその一人だ
フランスの教会はイタリアには届かないものの中々に重厚で見応えがあって良い。そしてゴシックがかなり多い
ボルドーの名所ブルス広場へとやってきた。おそらくボルドーの名所といえばこの広場だし多くの人は見たことがあるのではないだろうか。私も殆どこの広場が目当てで来たみたいなところがある
日が落ちていき、水面に建物が反射する時間帯になる。でもこの日はフランスの建国記念日。打ち上がる花火を見るために凄い数の人々が集まる。なんとも幻想的だ
私は日本人だがフランスの建国を祝おう。君たちは私達とは違い自由を勝ち取った身だ。勿論君たちはアジア人達にも自由を手に粗相を働くけどもそれでも祝おう。ハッピーバースデー、フランス