初めてこの街を知ったのは大学生の頃。まだ私が全然写真が下手だった頃だ。もう名前も思い出せないがヘントを撮っている写真家さんがいてそれ以来ずっとこの街を覚えていた
ベルギーに行くことになった要因の殆どはこのヘントの存在だった。巨大な鐘楼と路面電車がはしるその街…どんな匂いがするのだろうかと当時の私は思ったものだった。かつての私が旅を通じて重なる瞬間だった。そしてその期待に見合う街だった
憧れとヘント
ヘントの街並みはとても重厚で迫力がある。各地から一級の建築美を結集させたようなテーマパークのようにも映る。どこを撮っても絵になるし心が高まる
賑わいを見せているヘントの街はどこもかしこも人だらけ。そして働く人の中にも生活が垣間見える。その切り取りが楽しい街だ
例にもれず写真撮りの私は高い所があればどこにでも登る。鐘楼から見た街並みは下から見た街並みとは違う世界を見せてくれる
物の押し売りじゃなくてシャボン玉でお金貰う人は良いですね。みんなを笑顔にしてるし
距離は離れているがヘントは駅まで格好良い。使う機会があれば是非とも訪れていただきたい
ヘントの街並みは脳裏に焼き付いているのだが何故かエピソードは思い出せない。ホテルで荷物置き場の鍵がBTTFのVHSになっていてBack to the Receptionと書かれたシャレしか憶えていない。それでも街並みだけはこうして私の手元にいてくれる。この記憶だけは永遠だ