30歳になってしまいました。皆さんはどうですか。僕はといえば昔思い描いた30歳はこんな酷いものではなかったと思います
もう最近は何も大変じゃないのにキツくってキツくってこないだなんて高校受験する夢を見ましたから。よく精神がキツくなると自己防衛機能で学生の頃の夢を見るんです
特にこれといって書くことはないのですが一応の区切りということで書いていこうかなと思っております。何気に来年7月にはこのブログも10周年になるみたいですので。今にして思えばもうブロガーたちもほとんど絶滅しましたね
生まれてからを振り返るのは流石に骨が折れるので20歳から30歳までの道のりを振り返っていこうかと思うのですが兎にも角にも20代前半がピークでそこからはただ下がるのみの毎日ですね。逆にいうとその時期にやらなかったことのツケが今になってリボ払い並に重みが増して取り返しがつかなくなっているようなそんな毎日です
写真的にも20代前半はお金をカメラと海外へ行くことに費やし、今思い出しても鮮明に思い出せる頬を伝うほどの愛おしい日々でした。初めてのイタリア、一人で飛び出した中央ヨーロッパ、70日間のヨーロッパ横断…今じゃもうできないだろうと思える写真と旅行の日々で写真に対する情熱はこの頃はとてつもなく高かったです
どうすれば写真が上手くなるのか、あの人のように撮れるようになるのか、そんなことをずっと考えて暇があれば現像の研究をしていたような学生生活で写真学科の学生なんかよりもずっと写真に対して向き合っていましたね
それは大学生から社会人になってからも似たようなもので社会というクソの中のクソを辞めてはジョインしまた次を求めて彷徨うジプシーのような生活をしていたので世間一般でいうまともな社会人というものには全くなれませんでした
そんな生活をしていた私はある意味死んでいるようである意味充実しているようなモラトリアムの延長のような気分ではいたのですが25歳の時、フォトグラファーの友人たちと京都空撮を終えた後に満足したせいなのか悟ってしまったのです。あれ、俺恋愛してなくねってね
禁断の果実とでも言いましょうか、自覚しなければ幸せだったもの。いや目を背けていたのかもしれませんが今となっては分かりません。結局写真がいくら上手くなったところで誰かに求められるだとか愛を与えて愛を受けるという行為は写真では満たすことができないことだと思ってしまったのです
いやそういった行為は恋愛や仕事などと並行してやっていくことで相乗効果を持つものでありそれなしで趣味のみで満たしを得ようとすると歪みが生じるということでしょうか。人生いつ始めても遅いということはない、としたり顔でいうやつもいますが往々にして物事は早く始めた方が良いものでありそれは恋愛も同じです。遅く始めれば残っているのは性格が腐りに腐っている女性ともいえない、言いたくないようなクソがそこにあるだけです
小学生の頃、28には結婚していてと想像していました。現実はいつも旅行している親しい友人たちがみんな結婚していって残っているのは私のみです。そしてみんなしっかりちゃんとした恋愛をしてちゃんとした相手と出会っている。おそらく自分はそういう人には出会えないでしょうし何事も向き不向きがあります。自分はそれに向いていなかったということなんでしょう
今ではカメラマンの底辺のような仕事をしている私。かつてはあれほどに情熱を燃やした写真に対するモチベーションはもう燃え滓程も残っていません。ここ数年はずっと何事にも興味が持てずただ死んでいないから生きているような毎日にもなり恋愛ももう無理だとわかると何を糧に生きていけばいいのかわからない日々です
勉強をしなければそれは仕事という形で現れるのと同じように、過去のツケを払っているということは理解できるのですがこれから30代というある程度道が固まった中でどういけばいいのか。タイトルでこれからのことなどと書いておきながら将来のことは何も決まっていません
もう最近はそうですね、あと人生で何回起きなきゃいけないんだろうとか何回歯を磨かなきゃいけないんだろうとか何回電車に乗らなきゃいけないんだろうとかただただ憂鬱って感じです。そして過去のコンプレックスは何があろうと取り返すことはできない…ありとあらゆる行為にそのことが降りかかって全ての行為が無意味に思えてしまいます
家族も愛犬も今はいてくれていますがこの先にあるのはただ悲しい別れのみという避けられない結末を前に進む先は希望じゃなく絶望が待っているとわかっているので未来がただただ怖いです。それも数十年後の話ではなく10年以内、下手をすれば数年以内にその結末は来てしまいます
何を糧に生きていけばいいのか、そんな毎日ですがとりあえず愛犬は私を求めてくれるのでそれを心の頼りに生きていこうかなって思ってます。このブログも旬は過ぎ誰も見なくなっているような状況ですが細々と続けていこうと思います
更新がなくなったらそういうことだと思ってください。今後ともよしなに


