普段高性能なミラーレスカメラを使っているとつい遊びたいという気持ちが沸々と湧いていくることがあります。それはフィルムカメラだったり、オールドデジタルコンデジだったり色々ありました。そしてその中に新しくCCD一眼レフカメラという選択肢が追加されることとなります
一眼レフがフィルムと同じように骨董品扱いされる日が来るなんてことは世間でも言われ続けてきましたがもう私の中では完全にその部類です。でもそれに高いお金を払うのはいくら遊びだといえ違うと思う気持ちもありましたのでこの度PENTAXの一眼レフカメラ「K100D」を購入しました
遊びとしての視点で見ていただけると幸いです
SPEC
K100Dのスペックで気になる点を切り出しました。良かった点、悪かった点は後述します
センサー | APS-C CCD / 610万画素 |
記録画素 | 12bit RAW / JPEG (3008×2000) |
感度 | AUTO 200/400/800/1600 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
ファインダー | 視野率96% / 倍率0.85 |
液晶 | 2.5型約21万ドットLCD |
電池 | CR-V3リチウム電池2本 / 単三アルカリ電池4本 |
サイズ/重量 | 129.5 × 92.5 × 70mm / 560 g |
PENTAX “K100D”
まずは見た目から書いていきますがK100Dはザ・エントリークラスのカメラといった見た目ですね。一眼レフの中ではかなり小型な部類に入り、Nikon D70などと似た運用ができます。
肩部分にはカメラ情報が表示されるものとダイアルがありますので簡単にカメラの状態を把握することが可能です
モニターはついていますがライブビュー撮影には対応していないのであくまで撮影した写真を確認するだけのモニターになります。ファインダーについても視度調整がそこまでできないので私の場合メガネをつけてファインダーを覗かないとピントが合っているのかわからないレベルです
運用するレンズとしては撒き餌レンズの50mm F1.8とアダプターレンズを介してRokkorレンズを使用しています。最初は45mm F2.8のパンケーキレンズを使用する予定でしたが予想以上に暗いカメラだったのでF1.8が必要かなと思い、今はこの運用にしています
Good / Bad
Good
安い一眼レフ
遊びでの運用だったのでレンズを合わせても1万円以内で買えるカメラが良かったので その点K100Dは50mm F1.8と合わせても1万円で済むのが魅力的でした。便利なカメラではありませんがほんの少しでもカメラ始めたいという人にも試しで使えるカメラなのではないかなと思います
稀に輝くCCD
一眼レフカメラで安い物は他にもありますがCCDセンサーとなると限られてきます。正直期待していなかった写りですがハマるとフィルムのような良い雰囲気と写りを見せてくれるのでそれがとにかくたまらないです。腐ってもAPS-Cなので画素数は低いですがある程度使えることは間違い無いです
豊富なKマウントレンズ
撒き餌の50mm以外にもPENTAXの優秀なレンズが多く使えるのがこのカメラのいいところ。勿論私のようにマウントアダプターを介してもいいですし遊べる幅は大きいです
Bad
光量がないと
たまにいい写りを見せてくれるとありますがそれは勿論良い光が入ってこそ。カメラの設定そのままに撮っていては出てくる絵がとてつもなく暗いものしか出てこないので明るいレンズを使って露出を自分であげ、なおかつガビガビにしないようにISO800以下での撮影が求められます
なお、ISOオートにしても露出を0以外に設定すると自動でISO200に固定される謎設定なので気をつけましょう
ライブビュー非対応
普通の一眼レフであれはモニターにライブビュー映像が出ますがK100Dにその機能はなくただの撮った写真確認用なので使い勝手が悪いです。要は全部ファインダーを除いて撮れというカメラなのである意味らしいっちゃらしいです
使い勝手の不自由さ
視度調整の幅が狭い、シャッター音が安っぽくうるさい、割と重い。色々な不平不満はありますがまぁ想定内です。どうしても耐えられない要素があればCCDという選択肢を捨ててもっと新しい一眼レフを選ぶのも手です
Example
簡単にテストシューティングをしてきましたので参考程度に見ていただけたら思います。基本的には9割微妙な写真を量産しているので上澄程度に思ってください
今更の一眼レフ。
今まで遊びのカメラに大金を出しては売るということをしていました。使わないカメラに謎の罪悪感を抱いてしまうのが原因ですがこの1万円で済むカメラであればそんな気持ちはしません
ミラーレスの方が確かに便利だけどもレフ機の面白さも多少感じたい、そんな人の遊び心に丁度よくフィットするのがこのK100Dなのでは無いかと思います
とりあえず買ってから考えましょう。はじめはそこからです