CX-30と長野で寄り添って寝る


西東京で暮らしている利点と言えば山梨と長野が近いことかなと思ってる。車を手に入れてからというもの、しょうもない用事でもすぐに遠出してしまうようになってしまい今回も野暮用で長野へと向かってみた

といっても仕事終わりに一般道で長野へ向かうので片道6時間で車内泊という多少の苦行だった。そして何よりもきつかったのがラスト1時間は長野の山の中を走ることになり、道路には鹿さんだらけのサファリパーク状態。怖すぎてもう二度と夜に長野の山道を走らないと誓ったのであった

渋温泉へ

車内泊して朝起きたら死ぬほどの灼熱だったので下手すれば死んでたかもしれない。そんな感じで起きてすぐ向かったのが渋温泉。確か5,6年前に一度泊まりに来たがその当時の記憶と相違なく素晴らしい場所だった

もう日光も強く夏が来たなといえる季節になった。でもやっぱり長野の雰囲気は最高でわざわざ北海道行く意味あったか?と自問自答していた。次来るときは高級旅館だ

あとは近くにある湯田中温泉もぼちぼち。正直渋温泉の方が圧倒的に雰囲気がいいので別に…ねぇ…?

少し距離は離れるけど戸隠神社にも行ってみた。おお、すごい杉林だっていうのが最初の感想にして最後の感想。この自然の中を歩く感じが充実した休日感があって最高。満足したら蕎麦食って帰ってください

長野にはぼちぼち旧宿場町的な場所もあるので気が向いたら歩いてみるのも良い。小布施とかもおすすめ

この小旅行のメインイベント「姨捨の棚田」へ。姨捨といえばご老人を山へ違法投棄する伝説である姨捨山で有名だがその姨捨。残念ながら今回は持ってきていなかったので捨てるものはなかったが姨捨にはとてもそんな話とは似合わないような美しい棚田がある

世界は開けて街が露わになるこの風景には正直やられた。お昼も美しいが陽が沈む時間帯に勝るものはない

 

夕日が横から差し込み、風景をより暖かく染め上げてきた。行きの車では度重なる鹿の恐怖に長野へ来たことを後悔していたが戸隠でほだされ姨捨で完全に思い出へ消化された

やっぱり最高だ、長野。予定の時間を大きく過ぎてもずっと棚田を眺めていた。これからまた6時間をかけて家へ帰らなければいけないアホな事実に顔を背け、棚田に魅了される。でも辛いから長野へはたまにしかこないよ。山梨最高。

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