親よりも兄弟よりも下手をすればずっと触れているもの、そばにいるもの、スマートフォン。ともなればそのスマホは手軽で使いやすく、愛着が持てるものであればあるほどありがたい
特殊性と利便性、その二つを求めた私が手を出したのがMotorolaから発売された二つ折りスマートフォンRazr 50です。一過性のブームとも受け止められている側面もある二つ折りですが出た当初は耐久性も疑問視されていましたがそこから少しの時間を経て、確かなプロダクトになったかなと思ったのでようやく購入してみることにしました
買ってからまだ数ヶ月ですが魅力などについて触れていくことにします
SPEC
主なスペックは以下の通りです。色々ありますがメインとなるのが折りたたみ時のディスプレイサイズでしょうか。50 Ultraですとさらに大きいディスプレイが搭載されていますが無印でも全然十分なレベルだとは感じます
| OS | Android 14 |
| ディスプレイ | メイン : 6.9 インチ(2640×1080) サブ：3.6 インチ(1056×1066) |
| メモリなど | SoC：Dimensity 7300X RAM：12GB ROM：512GB |
| カメラ | REAR：50MP+13MP FRONT:32MP |
| Wi-Fi | 802.11 |
| その他情報 | 指紋センサー：○(側面) USB：Type-C NFC、おサイフケータイ |
| バッテリー | 4200mAh |
| サイズ | 73.99(W)x171.3(H)x7.25(D) mm |
| 折りたたみ時サイズ | 73.99(W)x88.08(H)x15.85(D) mm |
| 重量 | 188g |
PRODUCT
外観を見ていきましょう。正面から見るとオーソドックスなスマホとあまり違いは見られませんが暗い状態でよくよく見ると折りたたみの横線が入っています。買う前に一番気にするのが折れ線が気になってしまうのではないかというところですが強い光などが当たらない限りは全然気にならないので安心してください
そして裏側。上側がディスプレイになっておりカメラが搭載されています。電源をつけると自分でアプリなどを配置できるホーム画面が表示され、折りたたみの醍醐味を味わうことができます
折りたたみで置いた状態がなんだかんだいって結構使います。結構色々な角度でも持ちこたえてくれますが画面を倒しすぎると普通に開いてしまうので注意が必要です
カバーはこのようなものを使用。折り畳みの関係から二つに分かれた構造となっています。このカバーにまつわる問題もあるのでそこについては後述します
GOOD
お手軽コンパクト
一番はこれ。折り畳んだ状態が本当にコンパクトでお尻のポケットに入れても出てくることはないし分厚さも感じることがないのがいい。そして折り畳んだ状態からでもそんなに苦なくアプリなど操作できるので特に動画視聴やアプリでの決済におすすめです
動画視聴を自由に
半分折り畳んだ状態にすると土台ができるためアクセサリーなどを使わなくても手ぶらで動画視聴が可能になるのが思っていたよりも便利でした。勿論再生される画面も半分になるのだが特に小さいとも感じなかったので作業的にチラ見するのには最適な環境を作ることができます
独自性と特殊性
昔よりは二つ折りスマホの珍しさは少なくなりましたがそれでもまだ二つ折りスマホは珍しく他の人とあまり被らないこと、体験として普通のスマホと一気に変わること、周りから少し注目されることなどなどその独自性と特殊性で使っていて特別感を多く感じることができるスマホになっています
WEAK
そこまで折りたたみで使わない
実際買う前は折りたたみ状態でガンガン使うぞ！って息こんで買ったはいいものの実際折りたたみで使うことは少なく広げた状態で使うことが多かったりする問題があります。折りたたみ状態で最適なのは決済系と動画のみなので折りたたみはあくまでコンパクトに持ち運ぶため、という精神でいた方が良さそうです
折りたたみ中に反応することがある
電源ボタンが指紋センサーと一体となっている影響か折りたたんでポケットに突っ込んでいる最中に画面が光って反応して誤操作してしまうことがたまにあります。これは普通のスマホでも起きてしまう現象なので折りたたみのみに言える内容ではないのかもしれませんが注意が必要です
ケースによってはよく再起動する
これは本体のせいではないのかもしれませんが折りたたみスマホのケースは少し特殊で折りたたみできるように二つに分かれた構造となっています。ケースによってはそのケースが少しずれ込むことで電源ボタンを長押ししてしまう形になり再起動を繰り返す、なんてことも起きてしまうのでちゃんとずれなくてぴっちりしているケースを選ぶことが大切かもしれません
EXAMPLES
Razr 50で撮影した写真をいくつか掲載しますのでご参考程度に見ていただけたらと思います。他の大きなセンサーを搭載しているカメラとは違うので写りはスマホなり、といったところです
時代は二つ折りへ
耐久性と実用性を疑われていた冬の時代はすぎ、スタンダードへと昇華された春の時代がやってきました。買う前は本当に使っていけるのだろうかと心配でしたが今では二つ折りが便利すぎて今後普通なスマホを使っていけるのか危惧するようになっています
普通に飽きた人、とにかく小さくコンパクトに持ち運びたい人。逆にそこまで難しく考える必要はないのかもしれません。合わなかったら折り曲げなければいい話ですからね
とりあえず曲げてから考えましょう、まずはそこからです