写真に広がる風景を。私の超広角レンズの使い方


全てを切り取ることができる超広角レンズ

世間では広角派と望遠派など様々な好みや宗教があると思いますが私は正に広角バカそのものです
旅の八割の写真を広角で撮って後悔したことも一度や二度ではありません
ですがそれ以上に超広角にはスマートフォンや映像では伝えられない感動があると私は考えています。泣くような感動ではなく驚きの感動を

まだ超広角を使い始めて二年と少しですが少しづつわかってきたことがあるので私には備忘録として、見ていただいてる方にはこれから始める参考にとしていただけると幸いです

最初に

超広角について

簡単に書いておきますが超広角は大体35mm換算12~21mmぐらいまでのことを指すかと思います

超広角は構造上、比較的大きくなりやすくF値を明るいものほど大きく、値段が高くなりがちです
なので最初はあまり手が出しにくいかとは思いますが思い切ってみても良いでしょう

そして個人的には超広角レンズは単焦点よりズームレンズが断然いいかなと思います
広く映ってしまうので写真の構成を整理できるズームの方が利便性は高いかと

様々な撮り方

ど真ん中に広げる

超広角ではど真ん中日の丸構図でわかりやすく撮るだけで写真を雄大に見せることができます。色々撮影方法はあるかもしれませんがとりあえずはこれが基本。広く写せるのが超広角の強みなので一番広く写せる広角側(換算12~15mm)で写してみましょう
ここでのポイントは左右対称を心がけること。当たり前に思っていても見返してみるとなってなかったりする

見上げて

完全にカメラを上に構えて見上げる構図も超広角の醍醐味。この場合も10mm付近の広角側で撮るのがベスト。特に室内でこの効果が発揮されるので広角は外よりも内向きなレンズとも言えるかと思います
ポイントとしてはどの位置から上を見上げれば一番印象的になりやすいか考えること。周囲にあるものを観察してどれを写真に入れるか思考してみましょう

見下ろして

お次は見下ろす構図。できることなら10mm付近で写したいものだが下を見下ろす場合、自分の足が映ったりだとかいらないものが多く入りやすかったりだとか歪みが顕著に出やすい。なのでおススメとしてはズームレンズの換算21mm以降をおススメします
ポイントとしては高いところから見下ろすというシチュエーション上、人や車などが入る場合が多いと思うので生活感や人の流れを意識するのが個人的に良いと感じています。まぁここは好みですが

二者構図

広角に限った話ではありませんが超広角レンズでは近寄りながらも「人と建物」や「モノとモノ」といった二者を対比させるような構図がやりやすいかなと思います。他の画角だと入りきらないことが多く、何を対比させているのか構図上わかりにくいことなどもありますが広角なら楽々スッポリ
しかし超広角では近寄ってから撮らないと小さくて何を対比させてんだかともなりかねないので足を使いましょう

縦線・横線を意識

建築物や人の流れの縦線や真ん中に収束するような横の線を意識するととても広角レンズらしい写真を撮ることができます。広角レンズで撮った写真を魅力的に見せる秘訣として立体的に写真を魅せることが重要ですのでモノの線を意識してみましょう
広角レンズをつけてファインダーを覗いていると「おおっ!」という風景が勝手に入ることが多くあるので使っているうちにわかってくると思います。とりあえず覗きまくりましょう

近寄って最大広角で

日の丸構図でも遠景をでかでか雄大に移すだけでは飽きてしまいますのでぜひ近寄ってみましょう。広角レンズでは近寄れば近寄るほど被写体が大きく雄大に写りますので広角の恩恵を大きく受けられます。といっても近寄りすぎて何が何だかとなったら本末転倒なので被写体とその周りを理解できるくらいのスペースを考えて撮ってみましょう

斜めに奥行きを

広角で雄大に写せるということは斜めに撮れば奥行きが出て立体感が出るということにもなります。これは前述したことですが斜めに撮る時は横の線を特に意識すると良いです。言うならば斜めに撮った時の一番手前側に被写体を置く感じ

縦構図でパースをとる

普通ならば切り取るであろう場面をあえてスペースを残して撮る手法も超広角ならではです。インパクトは薄くなりますが印象的な写真にはできるかと思います。臨場感もでますしその場の雰囲気が一番わかりやすく写真に乗っけられるので構図に悩んだらやってみるのも手です
広角特有の歪みを効果的に使ってやりましょう

 

手前から少し上に

見上げるまではいかなくても臨場感を出す方法があり、それが少し近寄って少しカメラを上に向けるだけ。ストラップをつけて首からぶら下げてモニターを確認しながら上を向けて撮るという簡単にやり方で立体感が出せるので最大広角で撮ってやりましょう

手前に人を並べる

真ん中に何かしら被写体を置き、その前に均等に人を配置すると壮大な雰囲気を出すことができます。人が多い観光地などで多くの人を逆に写していくことができるのですが偏らなく均等に人を配置するのが難しいという問題もありますね

角撮り

広角特有の撮り方ができるのが角撮りです。読んで字の如くですが道や建築物の角を撮ることで全てを写す臨場感を出すことができる手法です。下に貼られている作例は全て「▼」の形式ですが「▲」角が置く側にあっても同じように臨場感ある写りにできるので試してみては如何でしょうか

気を付けること

雑多になる

なんでも写ってしまう分、何を写すかというハッキリとした整理が必要になります。被写界深度が深いため他のレンズのようにぼかしたり切り取ったりといったことができないためハッキリとしていないと単調でつまらない写真を連発してしまいますので注意しましょう

逆に言えば撮り方さえ注意していれば被写体を雄大に写してパシャパシャすればいいので楽とも言えます

真ん中を取り損ねる

広角で一番痛いのが平行は守れても真ん中を取り損ねるということ

撮っている最中は真ん中を取っている気でも家に帰ってみるとあれ…ずれてる…ということが多々ある。左右対称のでかでか構図でずれがあると写真を見ていても違和感がありまくりで気持ち悪くなってしまいます。平行はあとで補正できるので広角の場合は真ん中を常に心がけましょう

光を取り込むのが難しい

個人的に思うのが広角側では沢山の光を取り込む分、光を扱うのが難しいなといつも感じています

光の取捨選択が難しい広角だからこそ上を向いたり下を向いたり斜めにしたりだとかの構図の選択が重要になってきます。私が広角でいい写真を撮り損ねる原因の殆どが良い光を取り込むことができなかったということですね。写真は何ごとも光なので広角に限らず光に強くならなきゃなりませんね

広角作例集

私がXF10-24mmで撮った作例を置いておきますので参考にしていただけると幸いです

まとめ : 広角は難しくない

巷では広角は難しい広角は難しいという話は数多く聞きますが何点か注意しておけばそこまで難しいことではありません

といっても良い写真を量産するのは難しいのでとりあえず撮りまくってその風景を見たときに「あっここは広角だな」と瞬時に判断できるまでになるとグッドですね。広角にはそこまで多くの構図はないと思うので基礎覚えてちゃちゃっと雄大な写真を撮ってしまいましょう

偉そうにここまで語ってきましたが何か間違いやアドバイスなどあれば教えていただけると幸いです
もっと広角使うぞ