初めてのサードパーティレンズ。”Samyang 85mm F1.8 ED UMC CS X-mount” レビュー


Xマウントレンズはサードパーティ製レンズが少ない
純正が大正義の風潮の中から2018年10月26日にサムヤンから発売されたのが今回私が購入した85mm F1.8というレンズ
最近はAFレンズを出しているサムヤンではあるが今回は残念ながらMFレンズとなっている。といってもMFレンズだと本体が小さく済むので悪いことだけではない

巷ではシグマのアートラインにも匹敵するというこのレンズをファーストインプレッションということで簡単に見ていこうと思う

性能

スペックは以下の通り。他のマウントでも発売されているのでマウントごとにサイズや重量が微々たるものだが異なる

フォーカスマニュアルフォーカス
対応イメージサークルAPS-C
レンズ構成7群9枚 絞り羽根9枚
最短撮影距離・最大撮影倍率65cm、0.17倍
フィルター径62mm
最大径81mm (富士フィルム用)
重量362g (富士フィルム用)

レンズ構成は立派だがそこまで寄れないレンズという印象
しかしMFにすることにより85mm F1.8というスペックながら小型軽量を実現している

外観

それでは開封から行っていく。日本だとSAMYANGだが海外だとRokinonと名称が異なる。個人的には断然Rokinon派

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箱にも簡素ながらスペックシートが載せられている。安価な商品らしい梱包だという感想

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こちらがSAMYANG 85mm F1.8になります。パッとみの印象はああ、サムヤンだなぁという印象。黒ボディにテカテカした赤ライン

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質感は値段の割に悪くはない。ただ問題があるとしたら次のこと

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X-T2に装着。そう、その問題とは…圧倒的デザインのダサさ
赤ラインは百歩譲ってもいいが根本部分のシルバーはいただけない。むしろいるか?

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フードをつけるとこのような感じ。金属フードではないので無論安っぽい感じはする。これがRokinonならまだマシなんだが

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他レンズとの比較

簡単にレンズサイズを比較。左からSamyang、XF56mm、XF10-24、XF16-55
長さで見るとXF56mmより少し長い程度だが横幅は細いため、かなり小さく感じる

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上から見てみる。こうしてみるとやはり大口径

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大体これらが私のレンズラインナップ

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ちょっと調子に乗ってかっこつけてみました

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良い点

一日だけ試しがてら撮影してきたのでその際に感じた良い点について書いていきます

リアキャップがカッコいい

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バカにしているわけではありません。本当に一番初めに思ったのがリアキャップが普通に純正よりカッコいい
側面には深めの溝、正面には「X」の文字が刻まれています。つけやすいですし純粋に感動したので書いてみました

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純正もこれにしてくれないかな…XF56mmとも凄い合うし

MFは少し重いけど調整しやすい(と感じた)

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個人的に純正レンズの多くがMFでピントを合わせにくいなと感じていたのですが、流石はMFレンズ
トルクは少し重めでゆるーっと動く感じですがその分正確にピントが合わせやすく感じました
目安として距離も乗っているのでMFレンズの使い勝手としては申し分ないですね

目が覚める、切り取る解像感

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こんな小さなレンズで描写は大丈夫かと最初は不安になりましたが条件がしっかりハマるとキリっとした画が出てくるのでたまらない
巷でシグマのアートラインと見間違うと言うのも中々納得。でもまぁいいすぎか…
しかしこの画角でF1.8なのでしっかり光源確保して撮らないとせっかくのキレも失ってしまうので注意

悪い点
デザインがダサい

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第一の難関がデザインのダサさ
とにかく根本部分のシルバーがダサすぎて所有欲が全く湧かないのも事実。おそらくXマウントを使っているということはデザインを気にしている方も多いと思うのでこれは大きなデメリット
ちなみに上の写真のように根本のシルバーと赤ラインを隠すと少しM43用のライカレンズっぽくも見えなくはない

電子接点がない

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これが性能的な一番のマイナスポイント。オールドレンズでもないのに電子接点がない
後で写真を確認してもレンズ情報が全く記録できないし何より撮影中にEVFを除いても今F値がいくつなのかわからない
他のマウントならまだしもXマウントは基本的にSS,ISO,絞り値がアナログに操作できるのが強みなのにわざわざ上から見ないとF値がわからないという有様

ちなみにLightroomなどで撮った写真を管理したいときにはカメラボディ側のマウントアダプター設定で85mmにしておくと管理しやすくなります
他に85mmのものがあれば別ですがね…

色乗り普通、逆光微妙、ボケざわざわ

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撮影していて思ったことは写りはいいが色乗り、逆光、ボケが特筆すべきことがないということ
特にボケに関しては普段XF56mmAPDを使っていることもあってかなりザワザワなボケだと感じる。傾向としてはXF56mm無印に近いものがありますね
ボケに関しては好みがあるので何とも言えませんが綺麗なボケではないということだけは書いておきます

作例集

今回の作例はプロビアを適用したものになります。参考程度にご覧ください

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まとめ : 遊びのつもりが気に入ってしまったよ

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中望遠以上でお手軽に遊びたいと思いお試し感覚で手を出したこのレンズだったが何とも言えないが気に入ってしまった
XF56mm APDのようなエース級ではないが小型高性能なので一本持っておくのも悪くはないと感じる
この画角の純正では少し手が出しにくい値段だがサムヤンならいざとなれば売ればいいやで済む値段なので取っつきやすい

純正レンズをある程度揃えていて、60mm以上の中望遠に遊び気分で少し手を出してみたい方にお勧めできます
良いMFレンズ道(沼)への第一歩になるかもしれません

さいごに

XF56mm APDも迎え入れ殆どレンズラインナップは完成したように思われましたがまだまだ遊び心が私の中にあったようです
どうしてもこの画角だと大きなレンズになりやすいので小さめに抑えられるMFレンズは良い判断かと思います
どれだけこれから使っていくかわかりませんが手放すまでは愛でてやりたいものです

それでは

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