Photograph Park

美しい風景を、美しいカメラで。
富士フィルムと旅したこれまでの記録をギャラリー形式で

ギャラリーへ
スポンサーリンク

Xマウント唯一無二至極の写り”XF56mm F1.2 APD”レビュー

FUJIFILM

Xマウントユーザーなら皆一度は気になってしまうXF56mm F1.2 APD
そんなレンズに遂に手を出してしまいました

実際に使用してみて完全に気に入ってしまった至極の一本ですがまだ使った回数は三回程度。
それに加えてXF56mm APDは使いづらさもあるレンズのためまだまだその実態を掴めていないような気もする。まだ使用して日は浅いがファーストインプレッションということで個人的な印象を書いていこうかと思う

レンズの詳細
XF56mm F1.2 APD
F値F1.2~F16
最短撮影距離70cm
最大撮影倍率0.09倍
重さ405g
フィルター径62mm
防滴防塵・手ぶれ補正なし

というのが公式なレンズの詳細です。やはり寄れないというのがこのレンズで一番問題として出されるところでしょうか。エクステンションチューブを使うという手もありますが寄れるレンズをもう一本用意しておくほうが撮影としてはスムーズかもしれません

DSCF5331.JPG

そして今回私が購入したのがXF56mm F1.2 APDなんですよ。
無印のレンズにアポダイゼーションフィルターを搭載したモデルで、無印と何が違うのと言いますと
・無印のボケはザワザワだがAPDは滑らにドロっという感じ
・しかしフィルターを挟むため明るさが暗くなる(F1.2→実質F1.7)

・コントラストAFのみなのでAFが非常に遅い

この実質的な明るさは絞りリングに記載されている通りでF1.2の明るさが欲しい方には痛いかもしれません
無印とどちらがいいのかは難しいところで使ってみないと分からないところではありますが私の場合、無印は写真全体が鋭く感じたのですがAPDはピント部分に鋭さ、ボケ部分の柔らかの組み合わせが写真として一段上を行くように感じたのでAPDを選択しました
AF的にも不利ではありますがまぁビジュアル的にも無印よりかっこいいですしね…

DSCF0038.JPG

角型フード”LH-XF23″も使用可

付属品のフードもあるのですが質感が違う上に少し長い。そこで代わりに使用することができるのがXF23mm F1.4用の角型フード”LH-XF23″です

DSCF5355.JPG

ネットの情報では光源点がケラれるという話が出ていましたが私が使ってみてもよくわかりませんでした(多分疎いだけかも)。しかしそのようなデメリットを考えても私はこのフード以外は考えられません。触ってわかる質感の良さと角型フードの見栄え。付属品フードよりコンパクトですし遮光効果は薄いかもしれませんが気持ちよく使いたいなら間違いなくこのフードです

DSCF5350.JPG

ボディとの組み合わせがより一層かっこよくなりますね

DSCF0021.JPG

他レンズとのサイズ比較

試しに他のレンズとサイズを比較してみました。左からXF16-55、XF10-24、XF56mmAPDとなります。フードをつけてようやくXF10-24とタメぐらいでしょうか
あまり大きなレンズを使わない方には大きく感じるかもしれませんが私は普段XF16-55を使うのでむしろ小さく感じました…これはもう麻痺ですね

DSCF0005.JPG

DSCF0006.JPG

DSCF0009.JPG

XF16-55mmとの比較

何のためにもなりませんがとりあえずXF56mmとXF16-55のテレ側で比較してみることに

XF56mm APD 56mm F2.8 ISO800 1/60ss

DSCF9540.JPG

XF16-55 55mm F2.8 ISO800 1/60ss

DSCF9541.JPG

殆ど同じ環境で撮影すると似てはいるもののどちらがXF56mmAPDかと言われるとあぁとわかる程度。それでは拡大

XF56mm

56.JPG

XF16-55

55.JPG

XF56mm APD

56-2.JPG

XF16-55

55-2.JPG

ダンボーの左目、写真でいう右側にピントがあった写真だが拡大してみるとXF56mmAPDのほうが解像しているのがわかる
勿論、状況によりけりなのでこんなテストじゃ何も信憑性はないがXF56mmのほうが解像感は断然高そうというのが私の印象

続いて私が使っていて感じ部分について書いていきます

ピント面の衝撃

撮ってすぐわかるピント面のキレッキレさ。モニタで拡大しても素晴らしいディテール。この切れ味は無印も同じですが明らかに他のレンズとは違うものを感じさせます。こういうのはなんですがこのキレを活かして良い被写体を選んで撮影すれば誰でも良い写真が撮れてしまう気さえします

DSCF7036-2.JPG

DSCF6818-2.JPG

DSCF6244.JPG

DSCF5821.JPG

DSCF7974.JPG

切り取る換算80mm

寄れないこのレンズでも換算80mmという画角ならばスナップで町中を切り撮るのも楽しめます。ただ私だけかもしれませんがボケも活かして写真を撮ろうとすると、より無駄なものを写さなくすることができる縦構図が必然と増えてきました。写真がゴチャゴチャしてお困りの方にもおすすめできます

DSCF4908.JPG

DSCF4941.JPG

DSCF7237.JPG

DSCF7795.JPG

DSCF8343.JPG

強烈なボケ・立体感

このレンズ一番の売りであり、個人的には開放で撮ることに価値があると私は思います。F5.6以降はAPDの効果も受けられなくなるので開放付近が一番味が出ます。開放付近では描写が甘いレンズも多い中、開放からビシビシ使えるのは非常に有用です。ピント面は薄いですけどね

DSCF7140.JPG

頭パッパカパーンでパンフォーカスのパンくんだった私がようやくボケというものを得た気がします。問題としてはボケすぎて明確に撮りたいものにピントを合わせないとわけがわからなくなるのとパンフォーカスのほうが失敗が少なく生活感が出やすいっていうところですかね

DSCF4947.JPG

DSCF5978.JPG

DSCF7686.JPG

鼻と目の距離でも開放だとここまでボケてしまうのでピント合わせはご慎重に

DSCF7626.JPG

ポートレートだけじゃない

そのボケ、描写力からポートレートレンズとして名高いこのレンズですが私は一切ポートレートを撮りません。ですが自然などの遠景写真でもそのキレは失われないので用途を限定しなくても使用できます。モノをまるで人を撮るかのように扱えば撮れる範囲も広まるかと思います

DSCF5292.JPG

DSCF6029.JPG

DSCF6919-2.JPG

DSCF7879.JPG

DSCF7465.JPG

動くものや光に少し注意

このレンズの注意としてAFが遅いのでスナップにも技量がいるかと思います。AFが合焦する前に一度動作を挟む感じで通行人を撮る程度でも煩わしさがあるので近くの被写体で動くものには予めピントを合わせておくのが良いかもしれません

DSCF5621.JPG

DSCF7100-2.JPG

また、光もかなり暴れやすい印象で写真のコントラストも考えながら光を取り込むのがいいかと。下の写真はF2.8で撮ったものですが結構カクカクの光がでましたね。右には赤いフレアのようなものも出ていますしこういうのがあまり好みではない方には順光での撮影をおすすめします

DSCF7195.JPG

DSCF7452.JPG

DSCF8261.JPG

作例集

いじっていますので参考程度に御覧ください

DSCF5231.JPG

DSCF5531.JPG

DSCF5711.JPG

DSCF5928.JPG

DSCF5772.JPG

DSCF6087.JPG

DSCF6567-2.JPG

DSCF6285.JPG

DSCF6811-2.JPG

DSCF6737-2.JPG

DSCF7291.JPG

DSCF7604.JPG

DSCF7665.JPG

DSCF7815.JPG

DSCF7793.JPG

DSCF7990.JPG

DSCF8144.JPG

DSCF8243.JPG

DSCF8346.JPG

DSCF8380.JPG

DSCF8399.JPG

DSCF8408.JPG

DSCF8427.JPG

DSCF8474.JPG

DSCF8516.JPG

DSCF8630.JPG

まとめ

難しいところもあるレンズですが私としては本当に購入して良かったレンズだと感じています。巷では至高のポートレートレンズとして名高いですが様々なところでその性能が光る良いレンズです。ただし実直というよりかは癖があるレンズですので多少のセンスというか腕がいるかもしれないと思いました

一度はXF50mm F2という中望遠レンズを手放した私ですが、このレンズは長い付き合いになりそうな気がしています。私としては初心者の方よりある程度自分の撮る写真や構成の形が固まっている方におすすめできるレンズかと思います。より芳醇なボケと目がさめるようなキレでまた違った写真になるかもしれません

いかがです?APD一本。

Comment