世界一の迷宮、フェズを彷徨う|Euro6300Miles


ここに迷い込んだら抜け出せないんじゃないかって街がたまにある。でも本当に今自分がどこにいるのかわからなくなったのはフェズの街だけだ

世界一の迷宮として知られている街にまた1人人生の迷宮に囚われているプー太郎が日本からやってきた。その男は宿に着いた途端、宿の家主にこんな値段で予約できるはずがないと言われたり展望台スポットで詐欺にあいそうになったりタクシーで堂々とぼったくりにかけられる不幸さも持ち合わせている

そんな男が撮る迷宮の街

ここはどこ、モロッコ

モロッコっていえばというほど典型的な風景がそこには広がっていた。アラビアンな雰囲気に魅了されながら足を進めていく

この門がフェズの入り口。観光的側面も大きいこの門をくぐって進めば次第に生活感溢れる迷宮に飲み込まれることになる。ちなみに駅からここまでタクシーで来たがその時の運転手は良い人だったみたいで全くぼられなかった。いや普通なんだがねそれが

そして上から見た迷宮フェズの街。圧巻すぎて言葉もでない。ちなみにこの高台に来るときのタクシーは堂々とお釣りをぼったくろうとしてきたので怒鳴り返してお釣りを簒奪した。他の客と相乗りだったのによくそういうことできるな流石モロッコ人。ちなみに写真にいる人は民芸品みたいなのを売っていて「これ妻と息子たちと作ったんだ」って言われたから思わず買いそうになった。だけどそのあとに来た観光客に「これお母さんと作ったんだ」と言ってた。お前どっちかに統一しろ

一言で言うなら雑多。言葉を変えるなら複雑。そんな街

美しい建築があっても基本モスクだから私のような観光客は入ることができない。ただの傍観者だ

でもお金を払えば入れる施設もある。自分でもどうやってここに辿り着けたか正直わかってない。スマホのナビはもうよくわからなくなっていた。一応現地のSIM使ったんだけどもね、なんか港の販売員みたいなやつと契約したやつ

フェズは革の街としても有名なので革を染料で染める場所が観光地になってる。んで、革製品ショップの天井とかに入場料とか設けられて入るタイプのやつ。その入場料は銀座の寿司屋みたいに時価で変わるみたい。多分私のは高めだったんじゃないかな。良く知らんけど貧乏に見られてないというポジティブな考えで忘れることにしよう。ちなみに客引きのガキは邪悪だった。ちなみに写真に写るガキは働いてる大人?らしき人に虐待レベルでどつきまわされてた

模様がとにかく美しいフェズの街。もうそれを追うだけで楽しめる

ここでも食べるモロッコ名物、タジン。てかもうこれしか食べてないレベルでこれ好きだった。ひき肉、トマト、卵。完ぺきだね

でもね、この街歩いてる疲れてきてもう宿から出るのが億劫になってくる側面もある。どこ歩いてるんだかわからんしとにかく疲れてくるし。今思うともっと歩いとけって思うんだけど当時はもう満身創痍だった

泊まった民宿からの眺め。そこの息子さんからハーブティーをごちそうしていただきながらただ眺めていた。なんか息子さんヘルパーさん並に働かされてたからそこだけが心配。なんかめっちゃアラブな音楽聞いてて文化の違いあるなって

 

フェズ、凄かったね色んな意味で。この街で少しだけ強くなったと思う感じすらする。ヨーロッパしか知らない貧弱な私に教育を施してくれたモロッコ人、特にクソガキには感謝しても足りないくらいだ。あれこの国俺の肌に合わないんじゃ?でもまぁ今更遅いよね

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