WILDSWANSで何の種類の革を選ぶべきか



WILSWANS、どの革を買うべきか。

この記事ではWILDSWANSの革製品が欲しいけど革の種類がいっぱいあってどれにしようか迷うなーっていう人に向けて簡単にですが説明していければなと思っています
私は革の専門家ではないので私の主観になってしまいますので参考程度にご覧いただけたらなと思います

私が所持している革 (またはしていた)

初めに私が所持していた革について話していこうかと思います

私が現在所持している革は

・サドルプルアップ
・ミネルバボックス

・フルグレインブライドルレザー

・プエブロ

・ガルーシャ

・クロコダイル

となっています

 

過去に所有していたのは

・クリスペルカーフ

・スフマート

のラインナップです

これ以外の革も大体は触ったこともあり性質などは理解しているつもりですが所有者としての言葉ではないとご理解していただきたい

私が思う革の3タイプ

完全な私の主観ですが革の性質を考えると革のタイプを3つに分けることができると思います

大雑把に分けると

・カジュアル→ サドル、コードバン、フルグレイン

・ビジネス→ クリスペルカーフ、シュランケンカーフ、ミネルバリスシオ

・エキゾチック→ クロコダイル、ガルーシャ、エレファント

が考えられると思います

別に使用方法なんて人の好きにすればいいとは思いますがもし明確な使用用途があって購入される際はこうした目安も考えておくと良さそうです

革の性質

サドルプルアップ

WILDSWANSの基礎といっても過言ではないベルギーの名門タンナーであるマシュア社によるタンニン鞣しの非常に堅牢な革です。その名の通り本来は馬具などに使われるものなので頑丈さは折り紙つき。かくいう私も外装、内装共にサドルプルアップを使用している製品をいくつか所有しています

この革をハッキリというならば「安定性」かと思います
傷は少々入るもののしっかりとしたエイジングをしていき、こまめな手入れもそこまで必要がなく水っ気に少し気を使うぐらいで良いという安定感がある革だと思います
ただ、個人的には少し遊び心は欠けているかなとも感じるので渋く長年使っていくという意味ではオススメしますがサドルの製品を何個も持とうとはあまり思わないかなというのが率直なところです

それともし購入するならブラックかバーガンディがオススメです。チョコとマリンはつかっていくにつれ色が変化していってブラックぽい革という印象になるので、それならブラックかバーガンディで艶を出していくという方が魅力的かと思います

コードバン

所持したことがないので少し簡単に説明します

コードバンは農耕馬のお尻の一部分のコードバン層からしか取れない希少革で、お値段もかなり高めに設定されています。コードバンといっても超名門アメリカホーウィン社のシェルコードバンやアルゼンチンコードバン、日本の新喜皮革と様々

私はシェルコードバンしか触ったことがないので性格なところはわかりませんが聞いたところによると
シェル>>>アルゼンチン>新喜皮革
という革の品質の順列付がされていることが多いとか

コードバンはもう見た目からして違い、光でツヤツヤしています
触ってみると指が吸い付くようなモッチリ感と触り心地といい、まさに革の王者といった感じ
しかしネット上では傷がつきやすいや水に弱くて気をつけて使用しなければならないと少々難儀な印象
私自身もそうなんだろなと思っていましたがWLDSWANSの定員さんに聞いた見たところそんなことは全然なく、たまーにメンテナンスする程度でキレイに成長していくということでした

とはいえサドルなんかに比べれば扱いがあれなのは事実そうなので買う際はどの製品を買うかを考えたほうが良さそうです
ちなみに私が好きなカラーはウイスキー

ミネルバ・ボックス

イタリアのタンナー、バダラッシィ・カルロ社によって作られている比較的多くの人が触れている皮革かと思います
最初にまず注目するのがその表面。見て分かる通り多くのシワのようなものがあり、これをシボといいます
シボは一定ではなく革によって表情が違うのも楽しめる要素となっています

イタリアンレザーに共通して言えることは柔らかい革が多いということですかね
自然な風合いな革が多く、柔らかく傷はつくけどすぐ消え、オイルが多くむくまれているのでメンテナンスもそんなにいらないといった革かなと思います
それとめちゃくちゃエイジングするので革の変化をすぐに楽しみたいという人には扱いやすく良い革だと思います

フルグレインブライドルレザー

どれだけズボンのポケットを破壊しようとも私はコイツが好き。私の一押し、ベイカー社のフルグレインブライドルレザーです

ブライドルレザーって聞くとああ、あの白くて独特な革ねってなると思うのですがフルグレインは普通のものとはわけが違います
本来ならギン面という革の表面を擦り、ワックスを浸透させていくのですがこいつはなんとギン面を擦らずにワックスを浸透させることに成功しています
ギン面は一番硬い部分なのですがこれがあると浸透しにくいということもあり擦ってしまうので、もし擦らずに浸透出来たらそれが一番じゃんというのがこのフルグレインというわけです

なぜ私のお気に入りかというと

優れた点・半端じゃない堅牢さ (傷に強い)

・色合いが素敵

・変化も楽しめる (艶)

・メンテナンスもそこまで必要ない

と個人的には最高の皮革です

しかしよくネットで言われているのが魚油のような匂いがするということ
私も革の匂いが好きなのでくさいのは嫌だなーとおもっていましたが全然臭くない。いや鼻が詰まっているわけではありません私花粉症じゃありませんし。革!っていう匂いではないのは確かですがまぁこれは個人個人の好みによるのかなというのが素直なところ
あっあと革の毛穴も時間が経つに連れて気にならなくなるので安心してください

プエブロ

こちらも私のお気に入り、イタリアの名門バダラッシー社のプエブロです
特徴的なのはヌバックレザー、つまりは表面が起毛している革ということです。
さわり心地はザラザラしていて力強いしっかりとした硬さを感じる革です

エイジングしていくにつれ起毛していた革も落ち着いていき、艶とツルツルとした革に変化していきます。簡単にいえば…独特な革でハマる人にはハマる革だと感じます。どちらかというとエキゾチックレザーのようにも感じる唯一無二の革だと思います
あまりビジネス向きではないと思いますが扱いにくい革ではないので製品によって使い分けするのがいいかと思います

私はプエブロのコッチネラというカラーが好きなんですけど全然でませんねー・・・

ガルーシャ

巷で話題の希少革、エイ革のガルーシャです。
その魅力は何と言ってもとてつもない堅牢性と手触り
ガルーシャは100年は余裕で保つといわれるほどの強度です。というか革というよりかは人間の骨と同じ成分で出来ているので革というべきかどうか…
ガルーシャの特徴として縦に並ぶ大きなスターマークがあります。確か最高でも5個までという話だったので革によって違いがあるのも面白いところです

その堅牢性もあり牛革ほどエイジングはしないと言われていますが、表面が磨かれて研磨されることで艶や色に深みが出ることは確かなので長く使用して行きたい人にはオススメです

クロコダイル

エキゾチックレザーの代表的存在、ワニさんレザークロコダイルです。
堅牢性もあり水にも強く艶が出てカッコイイといい事ずくめな革ですね。ただしメンテナンスする時は爬虫類用のオイルを使う必要がありますのでご注意

ワニ革について言うことはたった一つ、斑がどうかということだけです
斑とは要はワニの模様、鱗みたいなものでこれが小さかったり大きかったり、均等だったり不規則だったりと多種多様。基本的にはお腹周辺の革が整っていて多くの人が好みますがこれはもう好みでしょうね…
私の場合は斑が大きく、均一なものが好きなのでそれに似たものを購入しています。画像のクリッパー2で言うと、斑4列が理想的かな

ワニ革は大変優秀なので、後は自分が好みの斑を見つけることがいいかと思います。ただ、ワニ革はコードバン以上に高いですがね・・・

クリスペルカーフ

クリスペルカーフはドイツのベリンガー社がつくっています。横に流れる水シボとその高級感が魅力です
クローム鞣しという自然由来ではない成分を使って鞣しているのでタンニン鞣しのようなエイジングは望めませんが、変化が少なく傷や水にも強いとビジネス向けな革だと思います

オイルも多量に含まれているのでメンテナンスも必要ないないので買った当時の美しさを保ちたいという人にもオススメです
私も嫌いではなかったのですがクロコダイルに移行したかったのであえなく売却することに・・・

いつか買い直すかもしれません

スフマート

スフマートはナチュラルのサドルプルアップにカラリストが一点一点にムラ染めやぼかしなどの手法を用いて手染めをしたものです。なので性質はサドルプルアップと同じとなっています。

私はこの秋カラーが好きで、初めて買ったWILDSWANS第一号です
個人的に感じたのが扱いに気をつけないと色合いが台無しになってしまうかもしれないということですかね
よく言われることですがスフマートは買った当初が一番美しいという人も少なくありません。段々色が深まっていく中で失敗していくと黒ずんで色がボケてしまう可能性もあるので注意が必要かもしれません

いつかまたスフマートバーンを迎えに行きたいです

シュランケンカーフ

これも所持していないので軽く説明

シュランケンカーフは多くの超有名ブランドでも使われている皮革です。特徴はずばり「変化しない」こと。ずっと変わらずに綺麗なシボの入った革が使い続けられるということでその需要は非常に高いです
なので主に女性向けの製品に使われたり、財布やカバンの内装に使われたりとカジュアルな面が目立つ革です。

これはただの私の推測ですが外装にシュランケンカーフが使われている革製品を買う人は、WILDSWANS使っている人には少ないんじゃないかなぁと…変化しませんし女性らしい革なのであまり購入報告は見受けられないですね
なので爽やかな雰囲気の革が欲しかったり変化しない革が欲しいのならオススメだと思います

エレファント

こちらも持っていませんが少しだけエイジングと特徴を

エレファントはその名の通りゾウの革で、高い堅牢性と特徴的な模様が魅力。あまりエイジングはしないと言われていますが、表面が寝ることで艶は段々と出てくるようです
もう普通の革には飽きたという人が買うのですかね…正直僕にはわかりません
カバ革とも似ていますので比較するのも良さそうです

おまけ: 気になる革

個人的にはホーウィン社製のハッチグレインが気になっています
あのカジュアルさとビジネス姓を兼ね備えた性質・・・気になる

まとめ

というわけで色々書いてきましたが最初はサドルプルアップ、コードバン、ミネルバボックスなどの革からはじめていき、その後気になるエキゾチックレザーにいくのが良いと思います
柔らかい革が好きな人、メンテナンスが好きな人など色々あると思いますので自分の用途とセンスで決めるのが一番!(投げやり)

結局は自分がそのものを気に入るかどうか。革製品は結局のところそこが大正義です

それでは

 

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