GR3の発表。発表当初はあまり気に留めていなかったが今では悩みの種となっている
サブカメラというのは往々にして移り変わるのが常。良いものがあればそちらへ行ってしまう
私が愛し、使ってきたX100Fというカメラ。なぜGR3と悩むのか
備忘録として書いていく
GR3とX100F
GR3の発表
正直な話、GRというものにあまり興味はなかったのだがスペックを見て完全に魅了された
超コンパクトボディに三軸手振れ補正、ローパスセレクターとこれでもかと技術を詰め込んだ至宝のカメラ
最初はほう凄いなというだけの感想だったが冷静に考えてみると私が欲しいサブカメラの条件を殆ど兼ね備えていることに気付く
愛するX100FとGRを分けたのは”ポケットに入るか”。それのみだった
ポケットという指標
以前にも書いたのだがサブカメラには大きく分けると4種類がある
・ポケットに入る高性能
・ポケットに入らないが高性能
・ポケットに入る普通の性能
・ポケットに入らない普通の性能
随分前に使っていた富士フィルムのX20というカメラは一番下のポケットに入らない普通の性能だったためX100Fに移行した
そしてX100Fはポケットに入らない高性能カメラ。勿論機能の違いも多種多様あるので一概には言えないがそれを差し引いても
ポケットに入る高性能がサブカメラとして一番優秀で私が求めているところである
撮影スタイルを考える
私個人の問題になるが撮影スタイルからサブカメラというものを考えていこう
基本的に私はガチ撮影の時はX-T2とレンズ諸々を持ち出すのでその場合は大抵X100Fの出番はない
これまでの経験から察するに出番が来るのは次のパターン
・わざわざメインカメラ一式を持ち出す必要がなさそうな場所に行くとき
・もしかしたら撮影する機会があるかもしれないとき
・お手軽に物撮りしたいとき
・メインカメラが故障したときの保険に
大きく分けるとこれらのパターンでしか使うことはない
良い写真がX100Fで撮れているときのパターンの大体は一番下のX-T2がぶっ壊れているときである
こうしてみるとわざわざポケットに入らないX100Fである必要を少し考えてしまったのである
それでもすっぱりと諦められない。そんなX100Fの魅力も書いていく
悩むワケ
X100Fは抜群にかっこいい
何よりも大切なのがこれ。X100Fは抜群にかっこいい
カッコよさは個人の主観ですが私からすると富士フィルムのカメラ内でも上位のカッコ良さでライカを除けば最近のカメラ内でもかなり上位だと思っています
そんな私のセンスからすると如何せんGRの見た目は全然惹かれないというのも事実
私は性能が微妙で良い写真が撮りにくいカメラは売ってしまいますが所有欲が満たされないカメラも売ってしまうのです。要はわがままなのです
EVFがある
どうにもモニターだけ見て撮影するのはなんだか撮影した気がしないという気持ちがあります
このサイズにEVFを求めるのは酷かもしれませんがGR3になりストロボを廃止したのであればポップアップファインダーの類が欲しかった
X100Fはサブカメラという立ち位置でありながら見やすいEVFも合わさり撮影していて本当に楽しいカメラ
EVFの有無の判断がその人のサブカメラとして何が必要かという問いに一番答えが出ると思います
富士フィルムである
当たり前な話だがX100Fは富士フィルムのカメラであるということ
つまりは快適で楽しい操作性と雅な色表現があるということでつい二の足を踏んでしまう
凝り固まった現像をしている私にとっては写真の出来栄えの変化も不安になるところである
色表現だけは富士フィルムに絶対の信頼があるため中々移りづらくなっている
それでもおそらく買ってしまうだろう
これだけ利点がありながらもおそらく私はGR3に手を出してしまうだろう
機動性という点は何があっても譲れない部分であるから
そうなるとX-T2とGRに挟まれたX100Fの立場はかなり苦しいものとなる
生き残る道があるとするならばXQ2といったお手頃なコンデジに手を出す他ない
しかしXQ3でも出ない限りその選択肢は殆ど選ばれない
2019年春に発売という噂のGR3
その時私とX100Fの関係はどうなるのだろうか