富士フィルムを使い始めて早3年。数多の旅を富士フィルムとすごしてきたが本当に富士フィルムは素晴らしい。素晴らしいんだけど不満も勿論ある。
私がXマウントを使っている理由は殆どXF56mm APDの存在に限る。このレンズがあるからまだ私はXマウントユーザーでいる。逆にそれ以外の部分でいうと富士フィルムの広角があまり好きになれないことに加え、最近の富士のレンズラインナップはあまり理解できない
当初のコンパクトシステムから外れてデカレンズや逆に小さすぎるレンズの両極端でベストバランスのレンズが少ない。そしてどのレンズの描写も似たりよったりの現代的な描写になっていて昔のレンズのような味がないようにも感じる。
そこでよく見てしまうのがNikonのZシリーズ。そこまで大きくなくコンパクトの枠組みでギリギリのところにいる。そしてその描写力たるやスペックを超えた何かを感じる。この空気感はXF56mm APDでやっと出せるものでそれが広角域でも標準域のレンズでも出せるのであれば…と考える自分もいる
問題になるとすれば値段とボディデザインくらいか。値段はフルサイズなので仕方ないとしてもボディデザインのダサさはなんとも言い難い。また外国のデザイナーさんを雇っては如何ですかね
フルサイズを見ると中判を見てしまうのは必然の摂理。中判といえどGFXシリーズはフルサイズレベルまで値段を落としているしもし自分がGFXを使えば今の写真より何杯も良いものを撮れるのでは…?という考えも捨てきれない
しかしその大きさとレンズ群を考えるとまだ現実的な選択たり得ない。そもそもそんなお金を出すなんて勿体ないという気持ちもあるだろう。だがしかし…趣味にお金を使わずしてどこに使うというのだ。そんなに使わなくても金額が高すぎても自分がこれだと思うものにつぎ込むのが趣味というものなのだろう。そうだろう
お金はないが能書きだけは垂れる。この寫眞閑談はそういった記事になっています