Nikon Z5で撮る京都の秋街


京都の山側を車で走破した私はいつも通りの京都へと戻ってきた。もう飽きるほど幾度も訪れているこの祇園周辺の街だが何故か毎回訪れてしまう。いつもと違うことがあるとすればそれはカメラが富士フイルムからNikonへ変わったということ

つまり機材が変わったということはもう今回撮る街並みも実質初めてと言っても過言ではないのである。というわけでNikon Z5で撮る初めての京都を巡っていくことにしよう

秋、京都。

京都といえばやはりここだろうといつもの八坂の塔へ。もはや定番の撮り方しかできないけれど空撮したからもうそんなことはどうでもいいとすら思っている

私が修理前に訪れた清水寺は遥か4年前。一時期全て覆われていた清水寺もここまで修復が完了していた。今年の紅葉は早かったのでどこも寂しげな雰囲気があったが清水周辺は立派に色付いていた

ここも何度撮るんだよという二年坂/三年坂付近。もはや常識かもしれないが秋に人通りの少ない通りを撮るなら早朝七時前はマストだ

こっちも修復が完了した知恩院。でかい伽藍はもうそれだけで素晴らしい。何やらライトアップもしていたそうだけどやっぱり寺は昼よ昼

紅葉がギリギリだった金戒光明寺/真如寺。ここは紅葉でみんな訪れる場所なんだけど個人的には伽藍の渋さが凄く好き。イメージ的には黒!って感じ。伝わるかな

秋の特別拝観をやっていたので訪れた安楽寺。非常にコンパクトではあったけど京都の魅力は大きな寺院の迫力と小さな寺院の細やかさなんだと思う

白沙村荘・橋本関雪記念館も行ってみたかったので訪れてみた。非常にチケットは高価ではあるけど建物と庭の配置が非常に美しくて緑のシーズンにまた訪れたくなる場所だった。時間さえあればお茶を是非飲んでいただきたい

いつも大混雑の伏見稲荷大社。稲荷山の頂上まで登ったあの日は遥か遠く。時間と人生に余裕を持ってまた登りたいなといつも思う。余談だが千本稲荷で神主さんを何度も待ったが影すら見たことがない

三室戸寺とか平等院なども宇治に行ったら訪れたい場所。全く上手く撮れなかったんだけど寺院の魅力自体がすごいからまぁ大丈夫ということで。ありきたりな写真が多いのはいつものことだ

そして早朝の嵐山へ。いつも嵐山へ行くと紅葉が早いか遅いかって感じでベストシーズンに当たったことがないんだけど今回も同じく。だから紅葉より新緑派、京都より奈良派なのだと憤りを漏らす

もはや飽きているけどまた竹林へ。ここは前が見えない暗闇の時間帯でも人がいるやばい場所。外国人が多くいた頃の地獄よりかはまだマシになったかなという印象

お坊さん集団という珍しい光景を目撃。乗り気じゃないけど竹林の方へ行ったのが功を奏した

お坊さんを追いかけていたら虹を追いかけていた。お坊さんと嵐山の虹の組合わって中々ないのでは?私は幸福なのかもしれない

虹を見つめていたら段々と輪郭もくっきりしてきてより美しく。虹の付け根はどうなっているんだろう。虹がひとしきり煌めいた後は雨が少し振りまた快晴へ

でも私の本領はやはりスナップかもしれない。気になるものをとりあえず撮る。相対的に美しいものである必要はないんです。私がそれを美しいと思えればそれで

あとはお寺を少しブラブラ。大体は今まで行ったことがあるお気に入りのお寺たち。下手な頃に比べて撮り方のバリエーションが増えたなと実感できる場所でもある

 

秋だし京都の魅力的な葉っぱ達を。葉っぱが赤いというだけでこれだけの人を魅了するんだから笑えてくる

街撮りも色々。舞妓さんなんて殆ど見かけなかったけど京都の小路は魅力的。かなり作られた感があって撮らされている豚の気分になってくるのは内緒

実は奈良も少しだけ行ったんだった。何度も行っているが私は京都より奈良の方が好きだったりする。作られた街じゃない本物の生活感と渋さを感じるから。自虐する必要はないよ奈良、あなた達こそ真の古都だ

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