マテーラの乾いた光を|Euro6300Miles


イタリアで一番行きたかった都市はどこだろうか

今になって思い返してみるとそれは間違いなく南イタリアの洞窟都市マテーラだったと思う。南イタリアというよりかはシチリアの雰囲気の方が近いかもしれない世界唯一と言っていいほど有名な洞窟都市。今まで散々テレビで見てきた場所がそこにはある。強く乾いたヨーロッパの光の中、マテーラへ向かう

洞窟都市マテーラ

マテーラへはバーリから私鉄へ乗って向かった。切符の刻印機の一つが壊れていて助けてもらったりとここでもイタリアには世話になった。列車に揺られている間もイタリアの気になる都市を横切っていく。シチリアをすぎてもなおとんでもないところに街が形成されている

そして辿り着いたのは憧れていたこの光景。トルコのカッパドキアともまた違うより住居としての機能をもった洞窟住居の集まりだった。かつては比較的快適な暮らしができたこの洞窟住居であるサッシだが近代になり衛生環境の悪化から一時廃墟になってしまったこの街も世界遺産登録されたことにより輝きを取り戻した。正しく日本では絶対に見ることが出来ない風景であった

この街は中々複雑なので最初のうちはかなり迷ってしまう。私の場合二日間歩き回ったので地図を見なくても大体わかるようになっていった。高低差があるので難しいところではあるが死ぬほど歩き回り絶景を見て回るのが私好みだ

俺を撮れ!と言ってきたおじいさん。こういうお爺さん写真関係なく大好きだイタリアらしい

マテーラにも洞窟教会的なところがあるが個人的には入る必要はないように思える。入るよりかは色々見て回り、お気に入りの角度を見つけるほうが写真撮りとしては建設的だ

ライトアップ的なのは特段好きなわけではないがここマテーラのライトアップは幻想的でキレイだった。観光名所なだけあり夜になってもまだ活気が感じられる。まさに思い描いていたイタリアと近いものを感じる

あまりの光景に写真撮りの私としてはかなり興奮してしまい「人と物語」の写真をあまり撮れなかったように感じている。マテーラ以降はナポリ・ローマなどの主要都市を中心とした巡行になっていく。マテーラのような雰囲気の街はもう中々ないかもしれない。沿う感じながら去る時はこの絶景を噛み締めながら南イタリア最大の都市、ナポリへ向かった